前回にアトピーのスピリチュアル治療を考察してから、更なる知識を学んだので、スピリチュアル治療でなぜアトピーが治るのかについて、さらに詳しくご紹介できればと思います。
ちなみに前回の記事でも記載しましたが、僕の立場はスピリチュアル治療を非難しているわけでも、推奨しているわけでもありません。
ただスピリチュアル治療でアトピー性皮膚炎が改善する事実が存在する以上、その理由を知ることで、僕自身のアトピーの治療に役立てたいと思っています。
前回の記事では、自律神経が乱れることで免疫異常がおこりアトピー性皮膚炎を引き起こすことを話しました。
今回の注目ポイントは、コチラです。
・ストレスを解消するホルモン
・ストレス解消ホルモンとスピリチュアル的な思考
アトピー性皮膚炎以外でも、ストレスによる自律神経の乱れが体に起こす症状は様々です。
アトピー以外でもここで紹介する症状に悩んでいる方がいれば、解消の参考になるかもしれません。
ストレスが引き起こすアトピー

アトピー性皮膚炎の原因の1つに、免疫反応が過剰に働くことがあります。この免疫の過剰反応には、自律神経のバランスの乱れが関わっています。
この自律神経のバランスを乱すものがストレスです。
ストレスには大きく分けて2種類あります。
1つ目は、仕事に追われるストレスや人間関係のストレスといった精神的なストレスです。
2つ目は、姿勢が悪かったり、運動不足、食生活のみだれ、睡眠不足などの生活習慣が乱れることによる身体的なストレスです。
どちらのストレスも、過剰になりすぎると自律神経のうち交感神経が過剰に働き過ぎてしまい、自律神経のバランスが崩れます。
少し専門的な話しになりますが、ストレスについてより理解していただけるように、ストレス時に身体に起こる反応をご紹介します。
例えば、仕事で期限が迫る業務を行っている時、誰もがストレスを感じると思います。この時、体はストレスを乗り終えようとするための準備をします。
その準備とは、身体がストレスを感じると、脳にある視床下部という部分から、その下にある下垂体という部位に向かって、ホルモンの1つであるCRF(副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモン)を放出します。
CRFを受け取った下垂体は、内臓の副腎に向かってホルモンの1つACTH(副腎皮質刺激ホルモン)を放出します。そして、ACTHを受け取った副腎が2つのホルモン、アドレナリンとコルチゾールを放出します。
アドレナリンは、交感神経を刺激して、血管を収縮させることで、全身に血液を通して酸素を早く循環させて、いつでも戦える準備をします。
コルチゾールは、脳機能や血圧の低下を防いだり、免疫力を高めてくれます。
ここまでの話なら、ストレスはむしろ体に良いものだと思いませんか。実際に、ストレスには体に良い影響を与えることが分かっています。
ただし、ストレスが過剰にかかりすぎるのは良くありません。
なぜなら、交感神経が過剰に働き過ぎてしまうからです。ストレス時の体の反応は交感神経を刺激して、いつでも戦闘体勢を整えている状態です。
つまり、交感神経が過剰になり過ぎて、血圧が高くなり過ぎたり、疲れが取れなかったり、消化器官の胃腸などに不調が出たり、アトピー性皮膚炎と関係の深い免疫反応にも異常が生じます。
ストレスによる自律神経の乱れが引き起こす症状は、アトピー性皮膚炎だけでなく、便秘、頭痛、めまい、動悸、消化不良、肩こりなど、多種多様です。
オキシトシンでアトピー撃退

過度なストレスが身体に良くないことが伝わったところで、ストレスに立ち向かうための武器になってくれる物質を紹介します。それがオキシトシンです。
オキシトシンで自律神経の乱れを正すことで、アトピーを撃退する可能性があります。
オキシトシンとは、脳内の視床下部から分泌されるホルモンです。なぜ、オキシトシンでストレスに立ち向かうことができるのか、それはオキシトシンのもつ様々な効果があるためです。
・ドーパミン(やる気を感じる時にでるホルモン)の分泌を促す
・CRF(副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモン)を抑制する
・コルチゾール、ノルアドレナリンの分泌を抑える
・GABA(ガンマアミノ酪酸)(ストレスなどで興奮した神経を緩和させる)の分泌を促す
・エンドルフィン(痛みの感覚を緩和させる)の分泌を促す
つまり、オキシトシンにストレスを抑える効果があることを意味します。
また、ストレスを抑えるだけでなく幸せな気分を感じるセロトニンや肩こりなどの身体の痛みを抑えるエンドルフィンなども分泌が促進されることで、過剰な交感神経の働きを抑えて、自律神経のバランスを整える効果が期待できます。
自律神経のバランスが整えば、胃腸の働きも良くなり、腸内環境が整い肌荒れの改善に繋がります。
この結果、皮膚のバリア機能の向上によるアトピー性皮膚炎の改善が見込めます。
オキシトシンにより自律神経が整うことは、オキシトシンの副次的なメリットの1つに過ぎません。
オキシトシンには、さまざまなホルモンの分泌を促したり、抑制したりすることで起きる副次的なメリットもあります。
・血圧を下げる
・心疾患の発症リスクを下げる
・動脈硬化を防ぐ
・リンパ球の働きが上がる
・糖尿病を防ぐ
・睡眠の質を高める
・便秘を改善する
・認知症の予防
・共感力が高まる
・人に優しくなる
オキシトシンが分泌されることで、直接的なホルモンの制御だけでなく、こんなにもの副次的なメリットが得られます。
スピリチュアル治療では、上記のオキシトシンのメリットを受けることができる可能性があります。
従って、スピリチュアル治療でもアトピー性皮膚炎を治すことができるのではないかと言う考察になります。
それではいよいよ、どのようにオキシトシンを分泌するのかを知りたいですよね。その方法こそがスピリチュアルに関わっています。
スピリチュアルの効果を引き出すオキシトシン分泌法

オキシトシンを分泌する方法は、とても簡単です。
疑わしいかもしれませんが、本当にこれだけでオキシトシンが分泌されることが確認されています。
ちなみに、オキシトシンが分泌される他の条件もあります。
例えば、美味しいご飯を食べたり、好きな香りを嗅いだり、好きな音楽を聞いたり、マッサージに行ったり、感動する景色を見たりと、こんな簡単なことでオキシトシンが分泌されます。
つまり、スピリチュアルでよく言うところの感謝する行為は、誰かや物を思いやる気持ちです。
この思いやる気持ちにより、オキシトシンが分泌され、ストレスが抑制されて自律神経のバランスが良くなり、結果的にアトピー性皮膚炎の改善に繋がります。
スピリチュアル的な思考に効果がありそうなことは分かったけれど、いきなり感謝しろと言われても、何に感謝したら良いかわからないかもしれません。また、感謝すること自体に抵抗があるかもしれません。
その時は、無理に感謝することはありません。そもそも無理に感謝してもオキシトシンは分泌されません。
感謝の代わりに何をすれば良いかと言うと、あなたの好きなことをすればいいんです。
オキシトシンは、自分の五感が刺激されることで分泌が促されます。つまり、ご飯が好きな人は美味しいご飯を食べたり、映画が好きな人は映画を観るだけで、オキシトシンの効果は得られています。
最後に、オキシトシンの効果を増やすテクニックを2つご紹介します。
例えば、あなたの気分が落ち込んでいても、周りにいる人が元気にいればオキシトシンが分泌されてるため、あなたにもオキシトシンが自然と分泌されるようになります。
つまり、誰かと一緒にいることがオキシトシンの分泌を促進させます。
ただし、人と一緒にいることが苦手という方は、オキシトシンの分泌が抑制されてしまうので、無理に誰かと一緒にいる必要はありません。
例えば、アロマセラピーなどは、マッサージによる触覚、香りによる嗅覚を同時に刺激します。
従って、ただのマッサージより、香りを楽しむアロマセラピーの方が、オキシトシンの分泌量が多くなります。
ここまでがスピリチュアルを考察して言えることです。ただし、アトピー治療には肌の材料になるタンパク質の摂取が欠かせません。ぼくもタンパク質をしっかりとったからこそアトピーが劇的に良くなりました。
スピリチュアルだけに頼るのではなく、アトピーを治すには何が本当に必要なのかあなた自身が調べることが最初の1歩になるのと僕は思います。
そして、覚悟ができたら進むべき道として、実際に僕がやって効果のあったアトピー改善方法をステップ形式にまとめてあるので、読んでみてくださいね。
まとめ

・ストレスにより自律神経のバランスが乱れると、アトピー性皮膚炎の原因になる
・スピリチュアル治療では、感謝の気持ちや人を思いやる気持ちで五感が刺激され、オキシトシンが分泌される。
・オキシトシンが分泌されることで、自律神経のバランスが整いアトピー性皮膚炎の改善につながる
・オキシトシンは、さまざまなホルモンの分泌を促したり、抑制する効果がある
・オキシトシンは、人を思いやることや、五感の刺激で分泌される
・誰かと一緒にいることや、五感を数カ所同時に刺激することでオキシトシンの分泌がさらに高まる
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