体を守る免疫システムとアトピーの関係

この記事を書いた人
Rato

中学生でアトピーが再発。
青春の10代20代の15年間はアトピーに苦しめられる。
薬による治療に限界を感じ、アトピーや健康に関する本や論文を読みあさり、1年でアトピーを治してしまった。
気づいたらアトピーのプチ専門家くらいの知識がたまり、アトピーで苦しむ方へ情報と経験を紹介している。

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最近は免疫の観点から見たアトピーの原因やより免疫を深掘りしたB細胞とアトピーの関わりについて紹介していきました。

ここまでを復習すると、アトピーは、異物などのウィルスから体を守る免疫システムが関係しています。

免疫システムは体を異物から守る白血球の働きのことです。この白血球には、大きく分けてマクロファージ、顆粒球、リンパ球の3種類があります。

この中のリンパ球の1つ、B細胞がウィルスと戦うために作る免疫グロブリンという物質がアレルギーを引き起こしています。

ここでは、異物が体内に侵入してからアトピーなどのアレルギーが生じるまでの全体の流れをまとめました。

人の免疫システムの流れ

簡単に免疫システムの流れを示すと次のようになります。

  1. 異物やウイルスの侵入、または発生
  2. NK細胞とマクロファージと顆粒球による攻撃の開始
    (マクロファージは攻撃と同時に仲間に敵の侵入知らせる)
  3. マクロファージから知らせをうけたヘルパーT細胞がB細胞とキラーT細胞に指示を攻撃の出す
  4. B細胞は敵を攻撃するための武器(抗体)を作る
  5. B細胞だけで対処でいない場合に、キラーT細胞が攻撃に加わる
  6. 抗体が敵を攻撃するだけでなくアトピーなどの痒みを引き起こす反応の引き金になる
  7. ウイルスの死骸をマクロファージが処理する

このうちアトピーと関係の深い4番のB細胞についてその働きを詳しく紹介します。

B細胞の役割

ヘルパー T細胞から指示を受けたB細胞は、以下のように活動を始めます。

  • 異物を凝集させるためのタンパク質の武器(抗体)を作り異物と結合することで、異物を無毒化したり、体外への排泄を促す(抗原抗体反応)
  • 異物の情報を記憶する(獲得免疫)

異物と戦うために作る抗体を免疫グロブリンと呼びます。

この免疫グロブリンには種類がありますが、その一つの免疫グロブリンE(IgE)がアトピーなどのアレルギー反応を引き起こします。

免疫グロブリンによる反応で、アトピーと痒みについての関係も詳しく紹介しているで読んでみてくださいね。

ちなみに、はしかや風疹などの、一度かかると2度はかからない病気があるのは、B細胞の獲得免疫のおかげです。

はしかや風疹のウィルスが2度目に入ってきた時に、直ちに対応できるようにウィルスの情報を一生記憶しています。

まとめ

体の免疫は白血球が担当している

体でウィルスを感知するのはマクロファージの役割

マクロファージはウィルスの感知・ウィルスへ攻撃・他のウィルスを攻撃する細胞に指示出し・ウィルスの死骸処理を行う免疫の中心

マクロファージから免疫情報伝達物質を受け取ったヘルパー T細胞がB細胞、キラー T細胞に指示を出す

B細胞が、ウィルスを凝集する抗体(免疫グロブリン)を作り、ウィルスを無効化

免疫グロブリンの1つ、免疫グロブリン Eがアトピーを引き起こしている

キラー T細胞は、レセプターでウィルスを捕まえて分解酵素で死滅させる

参考文献

「まじめ」をやめれば病気にならない 簡単! 免疫生活術 

コメント

  1. […] 詳しいアトピー性皮膚炎のメカニズムについては、こちらを参照してください。アトピーの原因を知る〜免疫システムの仕組み〜 […]

  2. […] より詳しい免疫機能については、以前に紹介した記事をご覧ください。アトピーの原因を知る〜免疫システムの仕組み〜アトピー性皮膚炎とアレルギー〜アレルギーの真の根本的原因とは〜 […]

  3. […] 合わせてこちらもどうぞアトピーと腸〜腸に良いちょっとした12の習慣〜アトピーの原因を知る〜免疫システムの仕組み〜 […]

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