アトピーでも食べれる亜麻仁油のもやし炒めの作り方

この記事を書いた人
Rato

中学生でアトピーが再発。
青春の10代20代の15年間はアトピーに苦しめられる。
薬による治療に限界を感じ、アトピーや健康に関する本や論文を読みあさり、1年でアトピーを治してしまった。
気づいたらアトピーのプチ専門家くらいの知識がたまり、アトピーで苦しむ方へ情報と経験を紹介している。

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アトピーを治そうと思って色々調べていくと、油が重要という話を聞きました。

そして、油の中でオメガ6脂肪酸を多くふくむ大豆油、ナタネ油、サラダ油は、アトピーの悪化につながり、オメガ3脂肪酸を多くふくむ、えごま油や亜麻仁油がアトピーの人は使った方が良いとも書かれていました。

ただし、オメガ3脂肪酸は熱に弱いから、加熱調理には使わずに、ドレッシングなどの加熱しない方法で摂るように勧められています。

でも、熱に弱いといっても、全く加熱できないのか、少しは加熱できるのか、気になりませんか?

もしかしたら、以外と加熱調理に使えるかもしれません。

そこで、亜麻仁油は、全く加熱できないのか、それとも少しなら加熱できるのか、そんな疑問に答えてくれる研究探したところ、ちょうど亜麻仁油の加熱に関する研究を見つけたので紹介します。

亜麻仁油はアトピーに良いのか?

亜麻仁油の熱への性質について紹介する前に、そもそも亜麻仁油は、本当にアトピーに良いのか?という、もっとも重要なことを、改めて認識していただきたいと思います。

詳細は、以前に油とアトピーの関係を書いた記事を確認していただければと思いますが、一応簡単に結論だけまとめておきますね。

◯亜麻仁油に含まれるα−リノレン酸の効果まとめ◯

  • 亜麻仁油がアトピーに良いと言われる理由は、オメガ3脂肪酸を豊富に(約50〜60%)含み、オメガ6脂肪酸が少ないため
  • 亜麻仁油に含まれるオメガ3脂肪酸は、α−リノレン酸
  • 亜麻仁油に含まれるオメガ6脂肪酸は、リノール酸
  • リノール酸は、体内で代謝されて、炎症を起こす成分になるため、アトピーの悪化に繋がると言われている
  • しかし、リノール酸にもアレルギー抑制効果がある
  • α−リノレン酸は、リノール酸の代謝を阻害、免疫調整、腸内細菌への働きかけの3つのアプローチで、アトピー改善に役立つ
  • 油で重要なのは、オメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸の摂取バランス、理想はオメガ3脂肪酸をオメガ6脂肪酸より多く摂ることで、アトピーに効果を発揮しやすい
  • ただし、オメガ3脂肪酸のアトピー改善効果は劇的なものではない

簡単にアトピーと油の関係をまとめると、上記のようになります。効果は、そこまで大きくはありませんが、こういった小さな効果の積み重ねが、アトピーの改善、完治につながるので、あなどることはできないのが油なんです。

加熱OK!!亜麻仁油のもやし炒め

それでは、いよいよ本題に入っていきます。亜麻仁油を加熱調理できるのかという実験は、昭和女子大学で行われました。

実験の内容は次のようになっています。

◯測定油◯

亜麻仁油(紅花食品株式会社)

大豆油(不二製油株式会社)

◯実験方法◯

加熱にはIHヒーターを用いて、炒める器具としてT-fal製のフライパン(プロメタルプロコーティング)を使用しました。

炒める方法は、フライパンが190℃になったところで、油5gともやし100gをいれて炒めました。

油の酸化測定は、炒め時間0分、1.5分、3分、4.5分、6分、7.5分、9分のもやし炒めの数値を測りました。

◯測定項目◯

油の酸化を示す数値として、次の3つを図りました。

  • 酸価(限度値3)
  • 過酸化物価(限度値30)
  • カルボニル価(限度値50)

カッコ内の3つの限度値は、食品衛生法の即席麺、お菓子、お弁当、そしてお惣菜などに使われている数値を参考に設定しました。カッコ内の数値以下なら問題ないことを意味しています。

また、加熱直後の酸化度合いだけでなく、調理後の一定時間の保存を想定した時の酸化度合いも測定しました。

さらに、上記の測定以外にも、学生にもやし炒めを食べてもらい、どのくらいの加熱時間のものが、もっとも美味しいのかアンケートをとりました。

◯この実験から分かったこと◯

亜麻仁油のもやし炒めは、6分までの加熱なら食品衛生法から参考とした限度値よりも低いことがわかりました。

ただし、食べるときのおいしさを考えた時、亜麻仁油を加熱しすぎると、特有なコクや香り、そして苦味が強くなることがアンケートから分かったので、加熱時間を短くすることがポイントになります。

美味しさを考慮したとき、亜麻仁油のもやし炒めの最適な加熱時間は、アンケート結果から3〜4.5分ということがわかりました。

この3〜4.5分という時間で作ったもやし炒めの味は、普段使われる大豆油で作ったもやし炒めと、ほとんど変わりないこともわかりました。

ちなみに、もやし炒めの保存を想定した場合の酸化しやすさの測定では、3分間加熱のもやし炒めを、0〜240分(4時間)経過した時の、酸価、過酸化物価、カルボニル価を測定しました。

その結果、数値的にほとんど酸化していないことがわかりました。

以上のことから、190℃で5gの亜麻仁油を使い、100gのもやし炒めを作るなら、4.5分までの加熱にすれば美味しく、油の酸化を気にせずにもやし炒めを食べれることが分かりました。

ちなみに、この研究で用いた亜麻仁油は市販でもネットでも購入できます。興味のある方は、こちらからどうぞ↓↓

まとめ

亜麻仁油に多く含まれるα−リノレン酸は、炎症やアレルギー抑制効果が確認されている。

亜麻仁油は、酸化しやすく加熱できないと言われるが、全く加熱できないわけではない。

少なくとも、190℃に熱したフライパンに5gの亜麻仁油を使って100gのもやし炒めを4.5分加熱して作るなら、酸化を気にせず美味しく食べることができる。

ちなみに、少し実験の方法は違いますが、同じくオメガ3脂肪酸のα−リノレン酸を多くふくむえごま油の加熱による酸化を調べた研究も紹介しています。興味のある方は、読んでみてくださいね。

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