アトピーと腸〜腸内フローラの力〜

前回にアトピー性皮膚炎と腸内環境が免疫を通して関わっていることをご紹介しました。
アトピーと腸〜腸内フローラとは〜

そのなかで腸内フローラという腸内に棲息する細菌の状態が腸内環境には大きく関わることをご紹介しました。

腸内フローラについて簡単にイメージはついたと思うので、もう少し腸内フローラについてご紹介していきます。

ここでは、腸内フローラが体に出るどんな症状と関わっているかをみていきます。

肌荒れと腸内環境

肌荒れには、アトピー性皮膚炎で一般的な乾燥肌を始め、ニキビ、シミ、シワなどが挙げられます。

僕の場合は、乾燥肌とニキビに苦しめられています。

実は、これら症状にも腸内フローラが関係しています。

肌荒れが起きるプロセスを簡略化すると、
まず腸内細菌の割合で、善玉菌より悪玉菌が高くなると、日和見菌も見方をするため、腸内環境が悪化します。

腸内環境の悪化とは、腸内に悪玉菌による有害物質が広がることを意味します。この有害物質は、大腸にある毛細血管から体内に吸収されてしまい、全身へ回ってしまいます。

全身に回った有害物質により、乾燥肌を始めするニキビ、シミ、シワといった肌荒れが起きています。

食物アレルギーと腸内フローラ

特定の食べ物によるアレルギーが広く知れ渡った現在ですが、食物アレルギーと腸内フローラの関係を知っている人は多くないかもしれません。

アレルギーとは、そもそも外界から入ってきた細菌や体にとっての異物に対して起きる反応です。

それなら、どんな食べ物においても体にとっては異物に当たるため、すべての食べ物に対してアレルギー反応が起きるはずです。

しかし、現実にはアレルギー反応が起きる食べ物と起きない食べ物があります。このふるい分けを行なっているのが腸内フローラです。

食べ物は本来、基本的に体に必要な物なのでアレルギー反応は起こりません。しかし、食物アレルギーが存在するのは、赤ちゃんの頃に原因があります。

赤ちゃんの腸内は、一定の時期になるまで腸内の細菌が定着しません(腸内フローラが形成されていない)。

この状態は、小麦や蕎麦といったアレルギーに代表的なものを食べると、それらを分解して吸収できる腸内細菌が存在していないことを意味します。

つまり、腸内フローラが整っていれば、問題なく蕎麦や小麦などが体に良い必要なものに分解されて吸収されますが、腸内フローラが整っていなければ、蕎麦や小麦を分解できる腸内細菌がいないため、そのまま体に吸収されてしまいます。

これでは、蕎麦や小麦は有害な細菌と同じとみなされてしまうので、有害な細菌の侵入時と同様に抗体が作られてしまいます。

この抗体ができてしまうと、再度蕎麦や小麦を食べるとアレルギー反応が起きてしまいます。
アレルギー反応の詳細については、こちらを参考にしてください。
免疫からみるアトピー性皮膚炎、花粉症、食べ物アレルギー、アナフィラキシーショック

腸内フローラが形成されれば、食べ物を体に有益な物質に分解してから吸収できるので、基本的にはどんな食材でも大丈夫です。

しかし、裏を返せば分解できる腸内細菌がいなかったり、細菌が減りすぎて分解しきれない時は、抗体が作られてしまう可能性があります。

腸内フローラのその他の影響

最後に腸内フローラが、体にどんな影響を持ち、何に影響されているのかを簡単にご紹介します。

腸と心は繋がっていると言われます。その理由は、人が幸せを感じる神経伝達物質のセロトニンの元になる成分が腸で作られているからです。

便秘などで悪玉菌が増えるだけでも、セロトニンの前駆体を作る力が低下します。

腸内環境が良くないとうつ状態になりやすいと言われるくらい、腸内環境と心の繋がりは深いんです。

腸内フローラについては、まだまだ解明されていない部分が多いですが、確認されている効果としては、ビフィズス菌などの善玉菌が白血球を活性化することがあります。

腸内フローラは一朝一夕では変わらないので、徐々に継続して改善していかなければ効果が出ません。

まとめ

乾燥肌やニキビなどの肌荒れは、腸内フローラの状態が悪いことが原因にある

食物アレルギーになるかどうかを分けるいのも腸内フローラで分解できるかどうか

赤ちゃんが腸内フローラを形成する前に分解出来ない食べ物を食べると食物アレルギーになる

腸内フローラの状態がさまざまな体の症状に関わっている

参考文献

腸が変われば人生が変わる 驚異の腸内フローラ

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コメント

  1. […] アトピー性皮膚炎と腸の関係から、腸が元気だとアトピー性皮膚炎にも良いという繋がりがみえてきました。アトピーと腸〜腸内フローラとは〜アトピーと腸〜腸内フローラの力〜 […]