心配不要!プロトピックを使った時のほてりは消える

管理人自己紹介ページ↓↓
自己紹介

アトピーの治療薬として一般的なプロトピック軟膏(タクロリムス軟膏)を使った時に、ほてりのような灼熱を感じた経験がある方は多いと思います。

薬を使ったところが熱くなるから、これってプロトピックの副作用かな?このまま使い続けて大丈夫かな?と心配になりますよね。

ほてりが強くなると、プロトピックを塗った場所を掻いてしまうこともありますよね。

僕も、昔はプロトピック軟膏を顔に使ったことがありますが、すぐに熱くなってしまい耐えられずに掻いたり、ふき取ってしまった記憶があります。

もし子どものアトピーにプロトピックを使って、僕と同じように掻いたり、ふき取ったりして苦しんでいる姿を親が見れば、さぞかし辛い気持ちになると思います。

結論から言うと、プロトピック軟膏を使った時のほてりのような刺激は、継続して使うことで消えていくので問題ありません。

もし本当に問題ないの?と疑う気持ちがあるなら、ぜひ最後まで読んでくださいね。

プロトピック軟膏の生みの親である藤沢薬品工業が発表している臨床試験の結果を詳しく紹介します。さらに、大学でもタクロリムス軟膏(プロトピック軟膏)の効果を確認する研究が行われているので、それも合わせて紹介します。

そして最後には、ステロイドが嫌だから何とかプロトピックを使いたいけど、塗ると熱くなって使えないという方に向けて、研究結果に基づくほてりを軽減する方法もご紹介します。

ぜひ、最後までお付き合いくださいね。

タクロリムス軟膏(プロトピック軟膏)の正しい知識

プロトピック軟膏がどこで生まれたか知っていますか?

実は、日本の製薬会社が発見したんです!アトピーに用いられるタクロリムス軟膏は、藤沢薬品工業により発見されました。

そんな藤沢薬品工業は臨床試験を行なっており、結果はちゃんと公表されています。この章の最後に参考文献として載せておきますね。

ここでは、そのタクロリムス軟膏の臨床試験でわかったことで、アトピーの人にぜひ知って欲しい、正しい情報を以下の2つについて紹介しますね。

  • プロトピック軟膏の位置付け
  • 長期試験の結果と副作用

プロトピック軟膏(タクロリムス軟膏)の位置付け

プロトピック軟膏は、ステロイドを使いたくない患者へ処方されることもある薬です。

プロトピック軟膏の強さはステロイド軟膏と比較すると次のようになります。

  • 顔や首での効果:ステロイドのミディアムクラス(5段階中2)以上
  • それ以外の体での効果:ステロイドのストロングクラス(5段階中の3)程度

つまり、ステロイドの真ん中くらいの強さと同程度の効果が期待できます。また、顔と体では効果が違います。

ステロイド軟膏との最大の違いは、ステロイド軟膏のような皮膚への副作用がないことです。

ステロイド軟膏では、一般的に毛細血管の拡張、酒さ様皮膚炎、皮膚の萎縮、皮膚が薄くなるなど、皮膚への副作用があります。

プロトピック軟膏には、このような副作用がないことが報告されています。

タクロリムス軟膏の血液中の濃度は、薬を使用して3〜6時間後が最も高くなります。1回で10gを使う時は、最大血中濃度が20ng/mlになることがありました。

ただし、1回に使っても良い量として承認された量は、5g(この場合は4.4ng/ml)です。

ちなみに血中濃度が20ng/ml以上の状態が続く(臓器移植患者がタクロリムスを飲んで使う場合)と副作用が生じることがあると言われていますが、1回5gを守れば心配はなさそうですね。

 

プロトピック軟膏のような即効性のある薬は、多くのアトピーの人が必要としていると思いますが、だからといって副作用があっては使うのをためらってしまいますよね。

ステロイドと比べて副作用が少ないと言う点では、アトピーの人には嬉しいですね。

長期試験の結果と副作用

長期試験では、500名を対象に1年間おこない、その500名の中から同意した300名以上に対して2年目も調査しました。

参加者が薬を使う量は、1日に最大10gまでとし、1日に1〜2回に分けて塗ってもらいました。

試験の途中で薬をやめたり、再び再開することは何度でも可能でした。

1年目の結果は、10週目以降52週目まで約90%の高い改善率が得られました。この間の皮膚の萎縮や毛細血管の拡張といった皮膚への副作用はありませんでした。

ただし、プロトピック特有のほてりのような刺激感は、79.2%の参加者に見られました。ほとんどが1週間以内に生じており、アトピー症状の改善とともに刺激感はなくなりました。

もっとも気になる副作用ですが、皮膚の感染症(毛包炎、カポジ水痘様発疹症など)が20.8%の人に見られました。

感染症になった人は、薬をやめたり抗ウイルス薬などの対処により感染症は良くなりました。

2年目も参加された方を対象とした試験では、引き続きタクロリムス軟膏の効果が確認され、感染症や刺激感などの副作用や血中濃度は若干低下しました。

 

プロトピックには、灼熱感のような刺激があるので掻いたり、ふき取ってしまいたくなりますが、症状の改善とともに消えていくので心配はありません。

刺激感よりは、感染症の方が心配ですね、試験では5人に1人の割合で感染症にかかっているので、異常を感じたらすぐに使用をやめて、医者に行くことは覚えておく必要がありますね。

参考文献:アトピー性皮膚炎治療薬タクロリムス軟膏(プロトピック軟膏)の薬理学特性と臨床効果

タクロリムスは、炎症に強いがデコボコした皮疹には弱い

続いては、近畿大学医学部が発表しているプロトピックについての内容です。

発売元がしっかり試験しているから大丈夫!と安心せずに、自分でも効果を確認するのが医学や科学ですよね。

プロトピックも藤沢薬品だけでなく色んな大学や病院で試験されて、その結果が報告されています。

近畿大学で行われた試験は、顔以外の部位において、紅斑(こうはん:皮膚が赤い症状)、痒み、苔癬化型(たいせんかがた:皮膚が隆起した)症状、痒疹型(ようしんがた:皮膚が丘のようになる)症状に対する効果を確かめました。

使用量は1ヶ月で最大300gで1年間にわたり記録しました。

結果は、皮膚が赤いアトピー症状や痒みに対しては効果がより出たが、皮膚が丘のようにポツポツした症状や隆起したような症状には、効果が出にくかった。

それでも、苔癬型の症状は、2ヶ月程度で色素沈着を残して改善されたが、痒疹型の症状には1割程度の人にしか効果がありませんでした。

少々理解するのが難しいと思いますが、簡単にまとめると、プロトピックは、皮膚の赤みや痒みには効果が出やすいけれど、皮膚がポツポツと盛り上がったような症状には効果が出にくいということになりますね。

ちなみに、5年以上プロトピックを使っている患者もいるけれど、皮膚の萎縮や毛細血管の拡張といったステロイドの副作用は確認されてないことも報告されていましたよ。

参考文献:タクロリムス軟膏の臨床効果の検討 顔面以外(頚部、躯幹、四肢)のアトピー性皮膚炎の皮疹に対する有効性

タクロリムス軟膏は、小児アトピーの肌機能を改善

子どもがアトピーだから、子どもでプロトピックの試験をした情報も知りたい方もいますよね。

群馬大学で子どもを対象としたプロトピック軟膏の有効性が確認されているので紹介しますね。

対象となったのは、4〜13歳までも6名です。(ちょっと参加者が少なめですね)

試験は2ヶ月にわたりプロトピック治療をおこない、次の3つについて比較しました。

  • 皮膚からの水分の蒸発しやすさ
  • 角質の水分量
  • 角層の膜厚

結果は、痒みが減少して、皮膚の症状も良くなりました。比較した3つの項目については、次のようになりました。

  • 皮膚の水分蒸発量は低下
  • 角質の水分量は増加
  • 角層の膜厚は低下

つまり、どういうことかというと皮膚の状態が改善されたことになります。

プロトピックでえんしょうが改善されれば、皮膚の状態を数値で見ても良くなるということですね。

使う場合は、最初に紹介した感染症リスクに気をつけながら使えば、子供でも効果があることがわかりましたね。

参考文献:小児アトピー性皮膚炎の皮膚バリア機能障害に対するタクロリムス軟膏の効果

マウスではガンの促進作用が確認

アトピー治療で一定層に有名な土佐清水病院から報告されている内容で驚きのものがあったので紹介しておきます。

それは、マウス実験でプロトピックに発癌性を促進する作用があることが確認されていることです。

この実験では、マウスにガンを起こさせる実験をおこないました。実験は、タクロリムス軟膏を入れるパターンと入れないパターンの2種類をおこない、ガンができる早さに違いがあるかを確認しました。

結果は、実験開始から14週目までは、プロトピックを入れない方がガンは出来やすかったですが、14週目より後になると、プロトピックが入っている方がガンが出来やすくなったということです。

あくまでも、マウスでの実験なので人間に対してそのまま100%当てはまる訳でもないですが、気にはなりますよね。

プロトピックの発癌性が人間でも確認されたという論文は僕が探した限りでは今のところ見つけられませんでした。

決してプロトピックが怖い薬だと伝えたい訳ではないということは言っておきますね。

参考文献:タクロリムス軟膏はマウスの発癌性を著しく促進する

プロトピックのほてりを抑える方法

研究に基づく正しいプロトピック軟膏の知識を紹介してきましたが、プロトピックを使うときにどうしても気になるのが、塗った時のほてりのような灼熱感ですよね。

僕もアトピーがひどい時は使っていたので良くわかるんですが、ほんと嫌ですよね。

しかし、そんなプロトピックの刺激をやわらげる方法があるんです。

それは、ツバキ油が入ったローションを塗ってからプロトピックを塗ることです。

これも、実際に研究が行われて分かったことなので、プロトピックの刺激が気になる方や、これから使うことを考えている方は参考にしてみてくださいね。

ツバキ油配合ローションとプロトピックの関係は、以前い詳しく紹介しているので、気になる方は読んでみてくださいね。

【アトピー必見】ツバキ油が肌にもたらす4つの効果

まとめ

プロトピックは、ステロイドの中程度の強さに匹敵する効果がある。またステロイド軟膏のような皮膚に対する副作用はない。

ただし、感染症やほてりのような刺激感と言った副作用がある。

ほてりは、症状の改善とともに消えていくので心配はない。

プロトピックが効果を発揮しやすいのは、赤みをおびた症状や痒みであり、皮膚にポツポツした症状の場合は効果が出にくい。

 

アトピーをプロトピックなどの薬で早めに回復させるのも1つの方法ですが、それと並行して体質を改善していくことも重要です。

もし体の中から変えたいと思っている方がいましたら、ある乳酸菌サプリがオススメです。

あなたもスーパーやコンビニで見たことがある有名な商品を作っているメーカー(詳しくは記事中で紹介)が販売する乳酸菌にはアトピーへの改善効果も期待できます。

気になる方は、こちらも試してみてくださいね。

体を内から変える乳酸菌はこちら

コメント