アトピーの遺伝的原因を補う方法

僕は、一生忘れません。皮膚科で言われた全くの的外れな話しを。

僕がまだ皮膚科に通院していた頃のことです。

ステロイドを使わないでアトピーを治したいです」とという時の主治医に相談したところ、こんなことを言われました。

アトピーは遺伝的なものだから、生まれ変わるしかないね

その後も、「免疫が特定のサイトカインを放出してしまい・・・」などと言った専門的な話をされてました。

話しを聴きながら思ったのは、この医者はアトピーを治す気が無いということです。患者がなんと言おうと、あくまでもガイドラインに沿ったことしかしませんという姿勢を感じました。

ということで、この皮膚科での治療はやめたわけですが、そこからアトピーについて調べると、アトピーの原因として挙げられる「遺伝の真の理由」が分かりました。

アトピーの遺伝的理由は、とても単純です。

サイトカインが◯◯だからとか、アトピー素因が◯◯だからとか、そんな専門的な話は必要ありません。

アトピーの遺伝の理由を一言でいうなら「栄養不足」です。

なぜ栄養不足が、アトピーと遺伝を繋ぐのか、詳細をご説明します。

遺伝的理由①:遺伝で皮膚が弱い

肌ーイメージ

アトピー性皮膚炎に限らず、様々な病気の原因の1つに遺伝があります。あなたは、遺伝についてどんなことを知っていますか。

家族や親戚に多い病気なら、身内の人はその病気にかかりやすいという程度ではないでしょうか。僕もその程度の理解です。

ただし、それに加えてもう1つ遺伝について重要なことを知っています。

誰しもが、遺伝により弱い部分を持っている
遺伝的原因の本質は、人それぞれ遺伝子が異なることでにより、みんなが異なる弱点を持つことです。

例えば、アトピー性皮膚炎の人は肌が弱点だったり、内臓の病気の人は、内臓が弱点という具合です。

この弱点の部分は、普段は何も問題ありませんが、栄養不足になると、弱点の部分に何かしらの症状が出てきます。

アトピー性皮膚炎の場合なら、栄養不足で肌に炎症が出てきます。つまり裏を返すと、必要な栄養を補うことができれば、アトピー性皮膚炎を完治することが出来るわけです。

アトピーはタンパク質栄養不足を補えば完治する

遺伝的理由②:遺伝で栄養の吸収効率が異なる

効率ーイメージ

遺伝で栄養不足が生じる理由の1つは、確率的親和力(かくりつてきしんわりょく)によるものです。

いきなり専門用語ですいません。例を挙げて説明しますね。

モグラ叩きが上手いと栄養を吸収できる

モグラ叩きゲームを想像してください。沢山ある穴からランダムに出てきたモグラをハンマーで叩いていくゲームです。

モグラ叩きゲームで、モグラを栄養、ハンマーを体とすると、モグラをハンマーで叩けた時だけ体が栄養を吸収できます。

つまり、確率的親和力が高い人は、モグラを叩ける確率が高い人になります。従って、確率的親和力の高い人はモグラ叩きが上手で栄養を無駄なく吸収出来ます。

しかし、確率的親和力が低い人は、モグラを叩ける確率が低い人になります。従って、確率的親和力の低い人はモグラ叩きが下手なので栄養を十分に吸収することが出来ず、栄養不足になってしまいます。

確率的親和力は、人によって、栄養素によって異なる

確率的親和力は、栄養の種類(ビタミン◯、タンパク質、脂質、糖質など)が異なれば、人それぞれの確率的親和力も異なります。

例えば、ビタミン◯はほぼ全て吸収できるけど、タンパク質は食べた分の半分しか吸収できない人や、またその逆の人もいます。

ちなみに同じ家族でも確率的親和力が違うので、同じ食事をしていても、兄は何も病気がないのに、弟だけがアトピー性皮膚炎になることがありえるわけです。

この確率的親和力でアトピー性皮膚炎の原因の一部を説明するなら、皮膚や免疫を作るために必要な栄養素(タンパク質)の吸収がうまくできない人がアトピー性皮膚炎になります

確率的親和力で説明できる戦争時代の1例

もう少し確率的親和力が伝わるよう、実際にあった病気を例に説明しますね。

日本がまだ戦争をしていた頃のお話しです。

当時の陸軍では白米がご飯で、海軍では麦飯がご飯でした。

陸軍では、ビタミンB1不足で生じる脚気(かっけ)という足がしびれたりむくんだりする病気が流行りました。

この脚気により、亡くなられた方、病気にはなったが生き延びた方、病気にならなかった方がいました。

一方の海軍は、麦飯にビタミンB1が含まれるので、脚気が流行せず死者も出ませんでした。

以上の話しをまとめると、陸軍ではビタミンB1の供給量が極端に少なかったため、以下のような状況になりました。

・遺伝的にビタミンB1を効率よく吸収できる人は病気にならなかった
・吸収効率が少し悪い人が脚気にかかり命は取り留めた
・吸収効率が非常に悪い人が脚気で亡くなった

確率的親和力についていくつか例も出しましたが、ここでは次のことを理解してもらえれば大丈夫です。

人それそれ、栄養やビタミンによりの吸収しやすさが違う

遺伝的理由③:遺伝で栄養が使われる順番が異なる

順番ーイメージ

遺伝により栄養不足が生じるもう1つの理由は、カスケード理論によるためです。

また専門用語が出てきましたが、カスケード理論も例を挙げて説明します。

流しそうめんを待つ順番で弱点が決まる

流しそうめんをする時に、一番上で待てば沢山のそうめんが食べれますが、一番下だとほとんどそうめんが食べれません。

この流しそうめんは次のように例えることが出来ます。

・そうめん ⇨ 栄養素
・そうめんを待つ人の順番 ⇨ 体内で栄養が使われる順番

栄養素の例をビタミンCとして更に簡単に説明します。

ビタミンCは、体内の1000以上の反応で使われます。そして、その1000の反応の順番は、遺伝により人それぞれ異なります。

そこで、ビタミンCを体内で使う順番の異なるAくんBくんがいるとします。  

Aくん:ビタミンCを使う最初の反応は皮膚を作る反応で、最後の反応が骨を作る反応です。

Aくんの体がどうなっているかというと、
皮膚をつくる最初の反応にはビタミンCが十分に足りているため、スベスベして絹のような肌をしています。
しかし、骨を作る最後の反応は、それ以前にビタミンCが使われてしまうため不足して弱い骨になってしまいます。

つぎにBくんを例に説明してみます。

Bくん:ビタミンCを使う反応の順番は、一番最初がコレステロールの血中濃度を下げる反応で、一番最後が肌を作る反応です。
Bくんの体がどうなっているかというと、
ビタミンCの最初の反応のコレステロールの処理は、ビタミンCを豊富に使えるため、油っこいものを沢山食べても、コレステロールが高くなりすぎず健康的な数値です。
しかし、肌を作る最後の反応は、ビタミンCが不足してカサカサします。つまり、アトピー性皮膚炎になりやすいです。

上記の例をまとめると、流しそうめんを上で待っている人から順々に満たされていくように、体内の反応も人それぞれで優先順位が決まっていて、優先順位の上から栄養が使われていきます。

一方で、優先順位が低い反応はどうしても栄養が行き届かずに不足してしまいます。

小難しい話でしたが以下のことを知っていただければ十分です。

・体内で栄養素を使う反応の順番は人それぞれ違う
・栄養素を使う反応には、優先順位がある
・優先順位の低い反応では栄養素が不足して、その人の弱点になる

アトピーの遺伝的弱点を克服する方法

克服ーイメージ

アトピーの原因とされる遺伝の本質は、確率的親和力とカスケード理論ということをご紹介しました。

確率的親和力とカスケード理論による栄養の吸収効率が異なることで、栄養不足が生じてアトピー性皮膚炎になる

人によって、栄養の吸収効率や吸収した栄養を使う順番が違うため、人それぞれの弱点が出てきてしまうことは納得していただけたと思います。

ここまでがアトピー性皮膚炎をはじめとする様々な病気の遺伝的原因の本質になります。

アトピーの原因が遺伝による栄養不足と分かったのは良いけれど、遺伝的な差をどのようにして埋めるのかが重要になりますよね。

その答えは、「足りないなら足りるまで摂れば良い」という何ともシンプルな答えです。ちなみに、専門用語でパーフェクトコーディング理論です。

遺伝的弱点の克服方法:栄養不足は質より量で補う
確率的親和力、カスケード理論で生じる栄養不足がアトピー性皮膚炎を引き起こすなら、栄養不足を補う量の栄養を摂ってしまえばいいじゃん!というシンプルな結論です。 

例えば、ある栄養素の確率的親和力が0.5なら2倍の量を摂取すればいいし、カスケード理論でビタミンCを使い肌を作る反応が最後の方に起きるなら、その反応まで足りる量のビタミンCを摂りましょうということです。

足りなければ足りるまで摂ればいい」とってもシンプルで分かりやす結論ではないでしょうか。

まとめ

まとめーイメージ

病気の原因と言われる遺伝的原因の本質は栄養不足

栄養不足が生じる1つの理由は、確率的親和力が人それぞれ違うため、栄養の吸収効率が異なること

栄養不足が生じるもう1つの理由は、カスケード理論により体内の反応の順番が異なるため

栄養不足を解消するには、栄養が足りるまで栄養を取ればよい(パーフェクトコーディング理論)

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参考文献

・超簡単メガビタミン入門1: だれでもわかる分子栄養学 メガビタミン入門シリーズ
分子栄養学による治療、症例集

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