アトピーの症状を改善する正しいヨーグルトの選び方

いきなりですが、本当にヨーグルトでアトピー性皮膚炎が改善すると思いますか?

答えは、「正しくヨーグルトを選べば効果も出やすいが、ヨーグルトだけではアトピー性皮膚炎は完治しない」です。

ところで、多くの方がテレビCMなどのメディアで、ヨーグルトに含まれる乳酸菌がアトピー性皮膚炎の改善に効果があるという情報を見かけたことがあると思います。

けれど、本当にヨーグルトがアトピー性皮膚炎に効果がある理由をご存知の方はどれだけいるでしょうか。

そう言われて立ち止まって考えると、なぜヨーグルトでアトピーが改善するのか疑問に思いませんか。

そこで、ヨーグルトとアトピーの関係を以下の点に注目してご紹介します。

・アトピーの症状改善にヨーグルトが良いと言われる理由
・アトピーの症状を改善する正しいヨーグルトの選び方
・アトピーの症状を改善するその他の食事

アトピーの症状改善にヨーグルトが良いと言われる理由

疑問ーイメージアトピー性皮膚炎にヨーグルトが良いとされる理由を紹介する前に、覚えておいてほしいキーワードが3つあります。

・乳酸菌
・腸内環境
・肌荒れ

ヨーグルトには、よく耳にする乳酸菌が含まれています。乳酸菌は、善玉菌と呼ばれる腸内環境を整える細菌の1つと考えられています。

つまり、腸内で乳酸菌が増えると腸内環境が良くなります。腸内環境が整うと身体中に良い効果があります。その1つが肌荒れの改善です。

腸は、食べ物などの外から入ってきた物を消化して吸収する役割があります。

もし腸内環境が悪ければ、腸内で悪玉菌が増加して有害な成分を作り出し、腸から吸収されて全身に回ってしまいます。この有害な成分が肌荒れに関係しています。

従って、ヨーグルトがアトピー性皮膚炎に効くと言われる理由は、こう結論づけることが出来ます。

乳酸菌が腸内環境を整えることで肌荒れが改善する

アトピーの症状を改善する正しいヨーグルトの選び方

選択ーイメージヨーグルトとアトピー性皮膚炎の関係が分かったところで、結局どのヨーグルトがアトピー性皮膚炎に効果があるのかというと、食べて腸の調子が良いと感じるヨーグルトです。

ある1つのヨーグルトが全ての人に同じように効果があるなんてことは、まずあり得ません。人それぞれで合うヨーグルトが違います。

身も蓋も無いような答えですが、正しいヨーグルトの選び方を知っていただくために、以下の点についてもう少し説目にお付き合いください。

人それぞれで合うヨーグルトが違う理由
・ヨーグルトに含まれる乳酸菌の少し残念なお知らせ
・生きたまま腸に届くが重要な理由
人それぞれで合うヨーグルトが違う理由
ヨーグルトの効果が人それぞれ違う理由は、腸内フローラが人それぞれ違うからです。

腸内フローラとは、僕たち人の腸内に棲んでいる約1000兆個の腸内細菌のことです。

腸内フローラには、重要なポイントがあります。

腸内フローラを形成する腸内細菌の種類は、3歳頃までに決まると言われ、その後は生涯を通して変わらない

小難しいことなので例を挙げて説明します。

例えば、僕の腸内にABC、という腸内細菌が棲んでいるとします。

そこで、僕がデザートにヨーグルトを食べて、Dという乳酸菌を取り入れようとします。

この時、Dいう乳酸菌は、もともと僕の腸内に存在していないため、腸内に住み着くことができません。

しかし、もしヨーグルトからABC、という乳酸菌を取り込むことが出来たら、もともと腸内に住んでいる最近と同じ種類のため、腸内に棲み着いて善玉菌として働いてくれます。

つまり、ヨーグルトに含まれるビフィズス菌、ブルガリヤ菌、カゼイ菌、クレモリス菌などの乳酸菌は、いづれも腸内に元から住み着いていなければ、本来の効果が得られません。

つまり、正しいヨーグルトの選び方は、次のようになります。

ヨーグルトの選び方は、体に合うか、もっと言えば腸内細菌と同じ種類の乳酸菌を含むか
ヨーグルトに含まれる乳酸菌の少し残念なお知らせ

ここまでヨーグルトの効果について説明してきましたが、最後に少し残念なお知らせがあります。

ヨーグルトに含まれている乳酸菌は、動物性乳酸菌のため胃腸の消化液で死んでしまう
死んでしまった乳酸菌では、本来の整腸作用は得られません。

ただし、死んでしまった乳酸菌にも腸内環境を整える効果はあります。なぜなら、死んだ乳酸菌は、腸内の善玉菌のエサになり善玉菌を増やすことができるからです。

ヨーグルトから取り入れた乳酸菌が、直接増えなくても、間接的に善玉菌を増やすことには繋がるので、生きたまま活躍できない乳酸菌にとって少し残念なお知らせでした。

生きたまま腸に届くが重要な理由
ヨーグルトに含まれる動物性乳酸菌は胃液などで死んでしまいますが、最近は、「生きたまま腸に届く」というキャッチコピーを良く聞きますよね。

これの理由は、先程説明したように生きたまま腸に届いたほうが、直接整腸作用の効果が期待できるからです。

ただし忘れてはいけないのが、いくら生きたまま腸に届いても元々腸内に棲んでいる腸内細菌と同じでなければ本来の効果は期待できないということです。

ここまでの説明だと、ヨーグルトだけ食べても効果があるか曖昧な感じがしますよね。それだと後味が悪いのでヨーグルト以外にもアトピー性皮膚炎の改善に効果がある食べ物をご紹介します。

これらとヨーグルトを組み合わせることで、腸内環境の改善と、それによる肌の改善の効果が高まりやすくなります。

アトピーの症状を改善するその他の食事

発酵食品ーイメージヨーグルトがアトピー性皮膚炎の改善に効果があると言われる理由で説明したことを簡単にまとめると、「腸内環境に良い食べ物を取ると、善玉菌が増えて腸内環境が整い、肌荒れも改善する」ことになります。

つまり、腸に優しい食事をしましょうと言うことです。そこで、腸に腸に良い食事をご紹介します。

腸に良い食べ物
キャベツなどの不溶性食物繊維を多く含む野菜

野菜に含まれる食物繊維は、水に溶けない不溶性食物繊維です。善玉菌の棲み家になったり、腸の動きを活発にする効果があります。

ワカメ、寒天などの水溶性食物繊維を含む海藻
水溶性食物繊維は、腸内の有害物質を吸着して排出する役割や、栄養の吸収をゆっくりにして、腸の負担を減らす役割があります。
乳酸菌を含む発酵食品
ヨーグルトについてはどっちつかずの見解でしたが、それでも乳酸菌を取り込むことで腸内環境が整うことは言うまでもありません。
 
そこでオススメなのが、様々な発酵食品を食べることです。そもそも善玉菌は乳酸菌だけでありませんし、乳酸菌が含まれているのもヨーグルトだけではありません。
 
ぬか漬け、納豆、キムチ、味噌、醤油にも善玉菌は含まれています。これらを食べることで、自分の体に合った善玉菌を取り込みやすくなります。
腸内環境を整える方法として食物繊維がもてはやされていますが、不溶性の食物繊維ばかりでは、便の水分が不足してしまい便が硬くなります。
 
食物繊維の取りすぎが、がかえって腸内環境を悪化させることもあります。
 
従って、水分をしっかり取る必要があります。目安は1日2リットルですが、無理のない範囲で飲むようにしましょう。

まとめ

まとめーイメージ

ヨーグルトによるアトピー性皮膚炎改善の効果は人それぞれ違う

腸内細菌と同じ乳酸菌を含むヨーグルトの方が、腸内環境を整える効果が高い

ヨーグルトは、腸の調子が良いと感じるものを選ぶ

ヨーグルトでなくても、腸内環境を改善すると肌荒れは改善する

腸内環境を整えるには、野菜に含まれる不溶性食物繊維、海藻に含まれる水溶性食物繊維、発酵食品に含まれる善玉菌、そして水が良い

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参考文献

・腸はぜったい冷やすな! (光文社新書)松生 恒夫
・「腸にいいこと」だけをやりなさい!藤田 紘一郎
・腸が変われば人生が変わる 驚異の腸内フローラ田中保郎

コメント

  1. […] ヨーグルトに含まれる乳酸菌は、腸内の善玉菌のエサになり善玉菌の増加を助けます。ちなみに、ヨーグルトに含まれる乳酸菌も生きたまま腸に届けば善玉菌として働くことが出来ますが、効果は人それぞれです。ヨーグルトの効果が人それぞれ異なる理由を以前にご紹介しているので良かったらご覧ください。ヨーグルトにアトピー性皮膚炎を改善する効果があるのかアトピー性皮膚炎に関連した記事になっていますが、アトピー性皮膚炎でない人にも当てはまる内容になっています。 […]